消費者金融などで申込みする際に良く見る文言「信用情報機関への登録と同意」というのを見たことがある人もいるでしょう。そもそも信用情報とは利用者の「氏名・生年月日・自宅番号・勤務先」など個人情報や「他社での残高・返済回数・契約商品」などの借入データのことを言います。これらの信用情報は民間機関である信用情報機関に登録されています。しかし過去に一度もローンなどに縁がない生活を行っている人は何も情報が登録されていないということになります。
金融機関には大まかに『銀行』『クレジット及び信販会社』『消費者金融』に分類されます。これらの業界は別々に成長を遂げた金融機関という歴史があるためにそれに対応する信用情報機関も分かれています。
全銀協は名前の通り銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協同組合、政府金融機関などが加盟している信用情報機関です。他には銀行系消費者ローン及びクレジット会社や保証会社、保証協会が加盟しています。平成16年3月末現在1,561会員となっています。
CICは主に信販系、流通系、メーカー系、銀行系のクレジットカード会社が加盟している信用情報機関です。他には自動車ディーラーや保証会社などが加盟しています。平成16年4月20日現在約770会員となっています。
全情連は消費者金融専業者が加盟する信用情報機関です。また一部の信販会社も加盟していることが特徴ともいえます。平成15年3月現在4125会員となっています。
CICは主に信販系、流通系、メーカー系、銀行系のクレジットカード会社、消費者金融、保証会社など多くの金融機関が加盟している信用情報機関です。平成16年4月現在459会員となっています。
テラネットは信販系、流通系、メーカー系、銀行系のクレジットカード会社、銀行系ローン会社、消費者金融会社が加盟しています。この情報機関は単純に全情連の残高有りの情報にリンクしているというものです。つまりテラネットに加盟している業者は全情連で利用している消費者金融の利用件数などが把握できるということとなります。もちろんその逆もそうですが消費者金融はテラネットをあまり見ない傾向があります。
| 金融機関の違いによる信用情報機関の加盟分類 |
| 全銀協 | CIC | CCB | 全情連 | テラネット | |
| 銀行 | ◎ | × | × | × | × |
| 銀行系ローン会社 | ◎ | ◎ | × | × | ◎ |
| 銀行系クレジット会社 | ◎ | ◎ | ○ | × | ○ |
| 信販系クレジット会社 | × | ◎ | ◎ | △ | × |
| 流通系クレジット会社 | × | ◎ | ◎ | × | ○ |
| メーカー系クレジット会社 | × | ◎ | ○ | △ | × |
| 消費者金融 | × | × | △ | ◎ | ○ |
| ◎まず加盟している/○ほぼ加盟している/△加盟していることがある/×加盟してしない |
近年の破産者の増加から、全銀協/CIC/全情連で提携を結びCRINというシステムを使って事故情報の交流が行われています。事故情報とは延滞、代位弁済、整理や破産などです。他には同姓同名別人の情報が登録されており、自分と間違えられる恐れのある場合や免許証の盗難や紛失の本人申告コメントなどが共有されます。それらの事故情報などとセットに氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、勤務先名、勤務先電話番号が共有されています。
申込みブラックや多重申込みという言葉を聞いたことがあるでしょう。これは各業者に申込んだ際に信用情報機関にあなたを個人情報を照会したときに登録されるものです。つまり何社か申込みをするだけで申込んだ件数だけ照会情報が登録されます。全情連では照会情報は3ヶ月間となっていますが実際に会員が見れるのは1ヶ月間ということとなります。
消費者金融では信用情報機関を見るときに審査に関係する項目は他者件数と残高、事故情報が主なものになります。他にも照会情報が多すぎたりするのも影響する内容ですが、特に他社件数は融資の可否に強く左右するものといえるでしょう。オンラインですぐに審査が行われるものや大手消費者金融ではコンピュータが信用情報の取得も自動で行うのが特徴です。申込んだ属性が2/3で信用情報は1/3審査の割合となっています。
全情連、テラネット、全銀協、CIC、CCBと4つの信用情報機関がありますが、各信用情報機関の登録内容を確認できる開示制度があります。なぜこのような制度があるかといえば、あなたの個人情報に間違いがないく、かつ正確な内容で登録されているかを確認する意味で運用されています。
| 全情連及びテラネットの開示制度 |
| 内容 | |
| 対象者 | 情報の開示を希望するご本人 (代理人を含む) |
| CRIN | 与信を断られたことを理由とした開示請求に限って開示 |
| 必要書類 | ご本人であることを証明できる本人確認書類(運転免許証やパスポート)と印鑑 ※確認書類に写真添付がない場合は2種類必要となります。 |
| 郵送 | 600円分の切手代(郵送不可のセンターもある?) |
| 来社 | 費用:無料 場所:全国33ヶ所の当連合会加盟の情報センター |
| 受付時間 | 月曜日〜金曜日 (祝祭日・年末年始を除く) 10:00〜12:00/13:00〜16:00 ※一部のセンターでは時間が異なります |
| ウェブサイト | http://www.fcbj.jp/ |
| CICの開示制度 |
| 内容 | |
| 対象者 | 情報の開示を希望するご本人 (代理人を含む) |
| CRIN | 与信を断られたことを理由とした開示請求に限って開示 |
| 必要書類 | ご本人であることを証明できる本人確認書類(運転免許証やパスポート) ※確認書類に写真添付がない場合は2種類必要となります。 |
| 郵送 | 費用:定額小為替証書900円 |
| 来社 | 費用:現金500円 場所:全国11ヶ所のCIC支店での開示相談コーナー |
| 受付時間 | 月曜日〜金曜日 (祝祭日・年末年始を除く) 10:00〜12:00/13:00〜16:00 |
| ウェブサイト | http://www.cic.co.jp/ |
| 全銀協の開示制度 |
| 内容 | |
| 対象者 | 情報の開示を希望するご本人 |
| CRIN | 与信を断られたことを理由とした開示請求に限って開示 |
| 必要書類 | ご本人であることを証明できる本人確認書類(運転免許証やパスポート) ※確認書類に写真添付がない場合は2種類必要となります。 |
| 郵送 | 費用:800円 |
| 来社 | 費用:500円 場所:全国47ヶ所の銀行協会 |
| 受付時間 | 月曜日〜金曜日 (祝祭日・年末年始を除く) 10:00〜12:00/13:00〜16:00 |
| ウェブサイト | http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/index.html |
| CCBの開示制度 |
| 内容 | |
| 対象者 | 情報の開示を希望するご本人 |
| CRIN | 与信を断られたことを理由とした開示請求に限って開示 |
| 必要書類 | 郵送の場合は印鑑証明書、住民票の1通と免許証、保険証、パスポートのコピー1通 来社の場合はご本人であることを証明できる本人確認書類(運転免許証やパスポート)と印鑑 ※確認書類に写真添付がない場合は2種類必要となります。 |
| 郵送 | 費用:定額小為替証書900円 |
| 来社 | 費用:500円 場所:東京本社及び大阪支社 |
| 受付時間 | 月曜日〜金曜日 (祝祭日・年末年始を除く) 10:00〜12:00/13:00〜16:00 |
| ウェブサイト | http://www.ccbinc.co.jp/ |